大学カタログに載せている団体のうち、複数の大学の学生が入る「インカレ」と表示しているものは 438 件です。40 のジャンルで数えると、いちばん多いのは野球の 54 件で、全体の 12.3% にあたります。ただ、その 54 件のほとんどは、大学どうしをつなぐ「連盟」のような組織です。他大学の人と活動したい新入生や大学生は、数だけでなく団体の種類も見ておくと探しやすくなります(当社調べ。大学カタログの掲載データ・2026 年 10 月 21 日時点)。

数え方

  • 数えたもの: 大学カタログの公開 API で、画面の「インカレ」の絞り込みと同じ条件に当たる団体。分母はインカレ全体の 438 件(学生団体 275・サークル 147・部活 16。研究室にインカレの表示はありません)
  • ジャンル: 大学カタログの 40 ジャンル。団体の名前と分野の言葉で分けています
  • 重なり: 1 つの団体が 2 つのジャンルに入ることがあります。40 ジャンルの数を足すと 293 で、割合を足しても 100% にはなりません
  • 除外: どのジャンルにも入らない団体は、ジャンル別の数に入りません。293 は 438 より小さいので、少なくとも 145 件は 40 ジャンルのどれにも入っていません
  • 割合: ジャンルのインカレの数 ÷ 438(小数第 2 位を四捨五入)

上位は野球・テニス・弓道・サッカー・ダンス

ジャンル別のインカレの団体の数を並べた横棒グラフ。野球が 54 件でいちばん多く、テニスと弓道が 18 件、サッカーとダンスが 17 件、囲碁・将棋が 14 件、バスケットと卓球が 12 件と続く。分野別の合計、種類別の内訳、サークルだけの上位も添えている

図: ジャンル別のインカレの団体の数(作成: 大学カタログ編集部 / もとの資料: 大学カタログの掲載データ・2026 年 10 月 21 日時点)

順位ジャンルインカレの数438 件に対する割合そのジャンルの全団体ジャンル内のインカレの割合
1野球5412.3%1,4533.7%
2テニス184.1%1,5301.2%
2弓道184.1%6652.7%
4サッカー173.9%1,4451.2%
4ダンス173.9%1,1841.4%
6囲碁・将棋143.2%4503.1%
7バスケット122.7%1,3150.9%
7卓球122.7%6601.8%
9剣道112.5%6031.8%
10陸上102.3%6731.5%
11バレー92.1%1,3030.7%
11アメフト92.1%2164.2%
11国際交流92.1%2393.8%

インカレ全体は、大学カタログの全 51,226 件のうち 438 件(0.9%)です。ジャンルを分野でまとめると、運動 195 件、音楽・ダンス 36 件、文化 19 件、学問・交流・活動 43 件でした(重なりを含みます)。1 件も見つからなかったのは、ラクロス、茶道・華道・書道、ロボット・情報の 3 ジャンルです。

数の多さは、そのジャンルの団体の多さにも左右されます。ジャンル内の割合では、アメフトが 4.2% と最も高く、国際交流 3.8%、野球 3.7%、囲碁・将棋 3.1% と続き、インカレ全体の 0.9% を上回ります。テニスやサッカーは数では上位でも、団体の総数が 1,400 件を超えるため 1.2% です。

野球が多いのは連盟が多いから

野球の 54 件を種類で分けると、学生団体 46 件、サークル 6 件、部活 2 件です。名前を見ると、東京六大学野球連盟や関西学生野球連盟のように、地区やリーグごとの「連盟」「協会」が 46 件あります。硬式・準硬式・軟式で別々の連盟があり、地区も多いので、件数が伸びています。弓道(18 件のうち名前に連盟か協会が入るものは 15 件)や囲碁・将棋(14 件のうち 13 件)も同じ型です。これらは、入学して入るサークルというより、大学どうしで大会や対局をするための組織です。

新入生が個人として入れる「サークル」だけを数えると、順位が変わります。

順位ジャンルインカレのサークル
1ダンス16
2演劇8
3野球6
4テニス・軽音楽・美術・漫画・ESS・語学各 4

ダンスは 17 件のうち 16 件、演劇は 8 件すべてがサークルでした。人数が要る舞台やダンスは、大学をまたいで集まる形が選ばれやすいのかもしれません。ただし、これは掲載データからの推測で、理由までは確かめられていません。

結果の読み方の注意

  • 大学カタログの掲載は、大学の公式サイトや団体の SNS などから集めたものです。全国の団体のすべてではありません
  • ジャンルは団体の名前と分野の言葉で分けています。名前に競技名が入っていない団体は、ジャンルに入りません
  • 1 つの団体が 2 つのジャンルに入ることがあります
  • 「インカレ」は掲載データの表示です。実際に他大学の学生が入れるかは、団体に確かめてください

入る前に確かめたいこと

慶應義塾大学の公認学生団体は、正会員が学部生に限られ、他大学の学生を会員として認めていません(慶應義塾大学 学生総合センター「学生団体に所属する皆さんへ」2026 年度版)。明治大学の公認サークルも、部員を本学の学生のみとしています(明治大学「明治大学公認サークル取扱要領」)。この 2 校では、インカレの団体は公認の枠の外で活動することになります。早稲田大学は、サークル活動に他大学の学生が参加するとき、その学生が自分の責任で民間の保険に入るよう求めています(早稲田大学 学生生活課「公認サークルになるには?」)。

大学によって決まりが違うので、団体の人に次のことを聞いておくと安心です。

  • 自分の大学で公認や届出の扱いか。そうでない場合、大学の教室や練習場所を借りられるか
  • 活動の場所と日程(キャンパスが離れると通う時間が変わります)
  • 部費や合宿・遠征のお金、保険
  • 勧誘の仕方(お金や個人情報を急かされないか)

勧誘の断り方や注意は新歓の時期と回り方に、サークルと部活の区分の違いはサークルと部活は何が違う?にまとめています。

次にすること

まずインカレの一覧を開き、気になるジャンルで絞り込みます。上の表のジャンルは、リンクから「インカレだけ」の一覧に進めます。サークルを探すなら、種類をサークルにして、ダンスや演劇を選ぶのが近道です。見つけた団体は、公式の SNS やサイトで最新の活動を確かめてください。

よくある迷い

Q. 「インカレ」と「学生団体」は同じですか。

同じではありません。インカレは「複数の大学の学生が入る」という性質で、部活・サークル・学生団体のどれにもあります。大学カタログでは、種類とインカレの表示を別の条件として絞り込めます。

Q. 自分の大学にない活動も、インカレなら探せますか。

探せることがあります。ただし、ラクロスや茶道・華道・書道のように、インカレの掲載が見つかっていないジャンルもあります。その場合は、大学ごとの一覧や団体の SNS で探してみてください。

Q. 数字を足しても合いません。

ジャンルの数は重なりを含むので、足しても 438 になりません。掲載の範囲にも限りがあります。上の「結果の読み方の注意」を見てください。