
ひと目でわかる地理
- 学ぶこと
- 地図と GIS(地理情報システム)の使い方、地形・気候と防災、資源・産業・人口・都市、世界の生活文化と諸地域
- 生きる場面
- ハザードマップで自宅や通学路の危険を知る、旅行先の気候や文化を調べる、ニュースに出てくる国や地域を地図で理解する
- 大学で続く学問
- 地理学のほか、経済学(経済地理・地域経済)、社会学(都市・地域)、建築学・都市計画、国際関係・地域研究など
図 1
地理の広がり
図 2
高校 3 年間の流れ(学習指導要領)
図 3
仕事での生かし方

まちづくり・都市計画
人口の移り変わりや土地の使われ方を調べ、駅前の再開発やバスの路線、住宅地の計画を考えます。
- 自治体の職員
- 都市計画コンサルタント
- 鉄道・不動産会社

地図・測量・防災
地形や過去の災害の記録を地図に重ねて危ない場所を調べ、ハザードマップや防災の計画づくりに生かします。
- 測量士
- GIS エンジニア
- 防災の専門職

物流・観光・貿易
どこで何がつくられ、どう運ばれるかを読み取り、物流の拠点選びや旅行の企画、海外との取引に生かします。
- 物流会社
- 旅行会社
- 商社

地理の先生・研究者
中学校の社会や高校の地理歴史を教えます。大学院に進み、気候の変化や地域の移り変わりを調べる研究者になる人もいます。
- 中学校・高校の教員
- 研究職
図 4
この科目が生きる大学の学問

経済学
- 高校で
- 地理探究の資源・産業、交通・通信
- 大学で
- 経済地理学・地域経済学・国際経済学
工場や店がどこに集まり、モノがどう運ばれるかを考える地理の見方は、地域の経済や貿易を分析する土台になります。
経済学とのつながりを詳しく
社会学
- 高校で
- 人口・都市・村落、生活文化・民族・宗教
- 大学で
- 都市社会学・地域社会学・フィールドワーク
人口の変化や都市と農村の違い、世界の暮らしの多様さを学んだ経験が、地域や社会のしくみを調べる授業で生きます。
社会学とのつながりを詳しく
建築学
- 高校で
- 地理総合の自然環境と防災、生活圏の調査
- 大学で
- 都市計画・防災計画・まちづくり
地形から災害の起こりやすさを読み取り、まちを歩いて調べる力が、安全な住まいやまち全体を計画するときに役立ちます。
建築学とのつながりを詳しく地理に関連するコミュニティ
研究室・部活・サークルなど、全国の 259 件から探せます。

都市計画学研究室
九州大学(福岡県)
都市・建築学・ZHAO SHICHEN 教授

大気海洋システム研究室
新潟大学(新潟県)
理学部 理学科 フィールド科学人材育成プログラム・気象学・気候システム学・本田 明治 教授
気象学・海洋物理学・雪氷学をもとに、異常気象や豪雪をもたらす気候の仕組みを探る。

交通・地域計画学領域
大阪大学(大阪府)
工学研究科地球総合工学専攻・交通・地域計画学・飯田 克弘 准教授
陸域生態系部門
千葉大学(千葉県)
環境リモートセンシング研究センター・陸域生態系・市井 和仁 教授
リモートセンシングと地上観測で、陸域生態系の状態と時空間の変動をとらえる。

空間情報学分野
京都大学(京都府)
工学研究科社会基盤工学専攻・空間情報学

カーボンニュートラル部門
千葉大学(千葉県)
環境リモートセンシング研究センター・温室効果ガス
温室効果ガスの発生・吸収・移動・蓄積を総合的に評価し、カーボンニュートラルに貢献する。
よくある質問
地理は暗記科目ですか?
国名や地名を覚える場面もありますが、学習指導要領が重視しているのは、位置や分布、自然環境と人の暮らしの関わりに注目して「なぜそこでそうなっているのか」を考えることです。地図や統計、写真などの資料を読み取る力も身につけます。
地理総合と地理探究はどう違いますか?
地理総合は全員が学ぶ 2 単位の科目で、今の学習指導要領で新しくできました。地図と GIS、国際理解と国際協力、防災と地域の調査が柱です。地理探究は地理総合のあとに選んで学ぶ 3 単位の科目で、自然・産業・人口などのテーマごとと地域ごとに世界を深く調べ、これからの日本の国土を考えます。
大学で地理学を学ぶには、どの学部に行けばよいですか?
日本学術会議の参照基準は、地理学は文系と理系の両方にまたがり、さまざまな学部やコースで学ばれていると述べています。文学部・教育学部・理学部などに地理学の学科やコースを置く大学があるので、研究室の一覧で、地形や気候、都市や産業など興味のある分野を扱っているかを確かめてください。
高校生のうちにできることはありますか?
国土地理院の「地理院地図」では、住んでいる地域の地形や、年代ごとの昔の空中写真を無料で見られます。国際地理オリンピック日本委員会の「科学地理オリンピック日本選手権」は参加費が無料で、オンラインのマルチメディアテストから始まり、成績上位の人の中から国際地理オリンピックの日本代表が選ばれます。










