
ひと目でわかる化学
- 学ぶこと
- 原子と化学結合、物質量(mol)、酸と塩基・酸化と還元、化学平衡、無機物質と有機化合物
- 生きる場面
- 料理や洗剤・薬の使い方、電池のしくみや金属のさび、ペットボトルなどプラスチックの分別とリサイクル
- 大学で続く学問
- 化学・薬学・医学・農学・工学(材料・化学工学)など、物質を扱う多くの学問
図 1
化学の広がり
図 2
高校 3 年間の流れ(学習指導要領)
図 3
仕事での生かし方

薬と医療を支える
薬の成分が体の中でどう働くかを理解して、薬を正しく届けたり、血液や尿の成分を検査したりします。
- 薬剤師
- 臨床検査技師
- 製薬会社の研究職

食品・化粧品・日用品をつくる
おいしさや日持ち、肌へのやさしさを成分から工夫して、毎日使う商品を開発します。
- 食品メーカーの開発職
- 化粧品・洗剤の研究職

電池・半導体・新素材をつくる
スマートフォンや電気自動車に欠かせない電池や半導体、軽くて丈夫な樹脂などの材料を開発し、工場で量産します。
- 素材・電機メーカーの技術者
- 化学工場のエンジニア

水と環境・安全を守る
水道水や川の水、空気に含まれる物質を測ったり、事件の現場に残った物質を分析したりして、暮らしの安全を守ります。
- 水道の水質検査
- 環境分析の技術者
- 科学捜査研究所の研究員
図 4
この科目が生きる大学の学問

化学
- 高校で
- 化学結合・化学平衡・有機化合物など、化学基礎・化学の全体
- 大学で
- 物理化学・有機化学・無機化学・分析化学
高校で覚えた反応や性質を、大学では原子の中の電子の動きから説明し、新しい物質の設計に生かします。
化学とのつながりを詳しく
医学・薬学
- 高校で
- 酸と塩基・電離平衡、有機化合物、天然高分子化合物
- 大学で
- 生化学・薬理学
体液の pH がほぼ一定に保たれるしくみや、薬が体の中で働くしくみは、化学の言葉で説明されます。
医学・薬学とのつながりを詳しく
生物学
- 高校で
- 天然高分子化合物(糖・アミノ酸・タンパク質)、化学反応とエネルギー
- 大学で
- 生化学・分子生物学
DNA やタンパク質も分子の一種で、細胞の中で起きていることの多くは化学反応として説明できます。
生物学とのつながりを詳しく化学に関連するコミュニティ
研究室・部活・サークルなど、全国の 1,158 件から探せます。

西野研究室
東京科学大学(東京都)
化学
量子理論化学分野
京都大学(京都府)
工学研究科化学理工学専攻・量子理論化学

戸木田研究室
東京科学大学(東京都)
応用化学
構造物理化学
広島大学(広島県)
先進理工系科学研究科 化学プログラム・化学・井口 佳哉 教授
極低温気相分光、反応中間体分光、機能性分子などを研究している。
薬品代謝化学教室
東京大学(東京都)
薬学系研究科・創薬学・浦野 泰照 教授
松川研究室
熊本大学(熊本県)
工学部 材料・応用化学科 物質材料工学教育プログラム・材料組織学・松川 義孝 准教授
化学研究部
北里大学(東京都)
化学
応用化学研究部
大阪工業大学(大阪府)
大宮キャンパス・化学
農芸化学研究会
近畿大学(大阪府)
農学部(奈良キャンパス)・化学
これコンケミカル
芝浦工業大学(東京都)
化学
ゼミサークル 埼玉化学同人
埼玉大学(埼玉県)
化学
実験同好会
日本薬科大学(埼玉県)
実験
さいたまキャンパスの同好会。教科書の知識だけじゃ物足りないと思っているあなたへ!実験同好会では薬学の基礎から身近な不思議の解明まで、自由な発想で「やってみたい」を形にしています。授業じゃできないあんな実験やこんな観察、失敗してもそれが新しい発見になるのが私たちの醍醐味です。白衣を着てワクワクする体験を一緒に楽しみませんか?難しい知識は問いません、実験が好き、手を動かすのが好き、そんなあなたの参加を待っています!まずは気軽に見学に来てください。
よくある質問
化学基礎と化学はどう違いますか?
化学基礎(標準 2 単位)は、物質の構成や物質量、酸と塩基、酸化と還元など化学の土台を学ぶ科目です。化学(標準 4 単位)は原則として化学基礎の後に学び、化学平衡や無機物質・有機化合物まで深めます。共通テストでは、化学基礎は 4 つの基礎の科目から 2 つを選んで解く試験(各 50 点)、化学は 60 分・100 点の試験です。
物質量(mol)の計算でつまずきました。
物質量は、原子や分子を 6.02×10²³ 個ずつのまとまりで数える考え方です。鉛筆を 12 本ずつ「1 ダース」と数えるのと同じで、まとまりの数が分かれば、質量や気体の体積に言い換えられます。化学反応式の係数も、このまとまりの数の比を表しています。
覚えることが多くて不安です。
無機物質や有機化合物は扱う物質が多いですが、学習指導要領は、典型元素の性質を周期表にもとづいて整理できることを理解するよう求めています。有機化合物も、性質が炭素の骨格と官能基で決まることを押さえると、ばらばらの知識がつながります。
高校生のうちにできることはありますか?
日本化学会などが開く「化学グランプリ」は、高校生以下が参加できるコンテストで、1999 年から毎年開かれています。一次選考は毎年「海の日」にマークシート式で行われ、上位の約 80 人が実験を伴う二次選考に進みます。紫キャベツの汁で酢や重曹水の色の変化を見るなど、台所でできる観察もよい準備になります。










