
ひと目でわかる物理学
- 学ぶこと
- 力学・電磁気学・熱力学・統計力学・量子力学と、それを表す数学、物理学実験
- 生かせる仕事
- 電機・半導体・自動車などの研究開発、IT・データ分析、金融、中学・高校の理科の先生、研究者
- 学部・学科の名前
- 物理学科・物理科学科・応用物理学科・物理工学科など。天文学は物理学科の中で学べる大学が多くあります
図 1
物理学の広がり
図 2
4 年間の流れ(標準的なカリキュラム)
図 3
仕事での生かし方

ものづくりの研究開発
半導体・電池・センサー・レーザーなど、物理の法則を使う製品を設計し、試作と測定をくり返して性能を高めます。
- 研究開発エンジニア
- 半導体エンジニア

IT・金融・コンサルティング
現象を数式のモデルにしてデータで確かめる力を生かし、ソフトウェアの開発やデータ分析、企業の課題の分析をします。
- IT エンジニア
- データサイエンティスト
- コンサルタント

理科の先生・科学を伝える仕事
中学・高校で理科を教えたり、科学館で展示や実験教室を企画したりします。
- 中学校・高校の教員
- 科学コミュニケーター

研究者
大学院に進み、大学や研究所で加速器や望遠鏡を使って、素粒子や宇宙、新しい物質の謎を調べます。
- 大学・研究所の研究者
- 企業の研究職
図 4
学ぶために必要な科目・学問

数学
- 高校で
- 数学 I・II・III・A・B・C
- 大学で
- 微分積分・線形代数・微分方程式・物理数学
物理の基本法則のほとんどは微分方程式の形で書かれていて、数学は物理を表す言葉そのものです。
数学が必要な理由を詳しく
英語
- 高校で
- 英語コミュニケーション I〜III・論理・表現 I〜III
- 大学で
- 英語の教科書・論文を読む
物理学は世界に共通する知識の体系で、教科書や論文の多くは英語で書かれています。
英語が必要な理由を詳しく物理学に関連するコミュニティ
研究室・部活・サークルなど、全国の 617 件から探せます。
磁性物理学
広島大学(広島県)
先進理工系科学研究科 量子物質科学プログラム・物性物理学・鬼丸 孝博 教授
新量子物質創製、強相関電子系、磁気フラストレーションなどを研究している。
複雑システム研究室
広島大学(広島県)
先進理工系科学研究科 理工学融合プログラム・複雑系物理学・田中 晋平 准教授
アクティブマター、人工生命、複雑系の物理学などを研究している。
神経生物物理学
岡山大学(岡山県)
薬学部 薬学科・井上 剛
放射流体プラズマ研究領域
大阪大学(大阪府)
工学研究科電気電子情報通信工学専攻・放射流体プラズマ・長友 英夫 教授
磁性材料工学研究グループ
名古屋大学(愛知県)
応用物理学・竹中 康司 教授
低温物性理論研究室
広島大学(広島県)
先進理工系科学研究科 理工学融合プログラム・物性理論・東谷 誠二 教授
超伝導、超流動、界面物性などを研究している。

宇宙科学研究所
神奈川県
大学生向け研究者向け
研究機関
JAXAの研究所で、宇宙科学の研究と科学衛星・探査機の開発を行う。
物理プロジェクト
金沢工業大学(石川県)
物理

公益社団法人物理オリンピック日本委員会
東京都
高校生向け
高校生の学びの機会
全国物理コンテスト「物理チャレンジ」を開き、国際物理オリンピックに代表を送る法人。

国立天文台
東京都
高校生向け大学生向け研究者向け
研究機関
すばる望遠鏡などの観測施設を運用し、天文学を研究する大学共同利用機関。
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
千葉県
大学生向け研究者向け
研究機関
量子科学や放射線医学などの研究開発を行う国の研究機関。

核融合科学研究所
岐阜県
大学生向け研究者向け
研究機関
核融合エネルギーの実現をめざしてプラズマを研究する大学共同利用機関。
よくある質問
天文学や宇宙のことを学びたいときは、どの学科に行けばよいですか?
日本学術会議の参照基準によると、国内では天文学科が物理学科と別にある大学は少なく、天文学は物理学科の中で学ぶ大学が多くあります。志望する大学の物理学科に、宇宙物理学や天文学の研究室があるかを確かめてください。
理学部の物理学科と、工学部の応用物理学科の違いは?
物理学科は自然の基本法則そのものを、応用物理学科や物理工学科は物理を使った技術や新しい材料を重視すると説明されることが多い一方、1・2 年で学ぶ力学や電磁気学は共通です。研究室の一覧を見比べると、違いがつかみやすくなります。
数学が得意でないと物理学科は難しいですか?
物理の法則は数学で書かれるため、微分積分や線形代数は大切です。多くの大学では、物理に必要な数学を「物理数学」などの授業でまとめて学び、問題演習の授業で手を動かしながら慣れていきます。高校の数学 III の微分積分を固めておくと、1 年の授業につながりやすくなります。
高校生のうちにできることはありますか?
物理オリンピック日本委員会の「物理チャレンジ」は、20 歳未満で大学などに入る前の人が参加できる全国規模のコンテストで、実験の課題と理論の問題に挑戦します。天文学では、日本天文学会の年会で中高生が研究を発表する「ジュニアセッション」があります。












